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西欧諸国に翻弄されながら開国を迫られた清、そして革命と日中対立へ突き進む

イギリスなどに強制的に開国を迫られた清 乾隆帝時代も後半になると衰退の兆しが表れ始めます。イギリスやフランスなど海外からの圧力が加わるようになったのです。乾隆帝は海外貿易の窓口を広州に限定していましたが、産業革命を果たしたイギリスが貿易の拡…

漢民族の王朝を復活させた明、満州民族の清が現在の中国の基本を創る

漢民族が自分たちの帝国を復活させる モンゴルの元に代わって中国を統一したのが、朱元璋(のちの太祖・洪武帝)が成立させた明でした。朱元璋は金陵(現在の南京)に首都を置いて、漢民族による統治の復活を高らかに宣言しました。そして、朱元璋は地主勢力の支…

世界恐慌に対する無策な状況で民衆から支持を得たファシズム政党

1930年代のアウトバーン、ドイツを代表する高速道路アウトバーンもナチス=ドイツによって進軍のために作られた 資本主義社会からこぼれた者は・・・ 18世紀後半からイギリスで始まった産業革命は、それまでの社会構造を一変させました。工業化が進み、機械…

クリミア半島は誰のものか?クリミア半島を巡る争いの行方

”屈辱の90年代”から“強いロシアの再建”へ ウクライナの独立によって、クリミアをめぐる問題はロシアとウクライナ間の大きな争点となってしまい、両国の間で緊張感が走っていました。当然、この問題には現地の住民の声も大きく影響しており、約7割を占める…

ペレストロイカ史上最大の大改革。社会主義体制が相次いで崩壊していく・・・

※マルタ会談にて、ジョージ・H・W・ブッシュ(手前右)と会談するゴルバチョフ(手前左) パブリック・ドメイン ポーランドで労働者運動の造反 ソ連からの圧力を受けて、ポーランドでは、政治・経済など、国民が様々な面で変革を求める声を高く上げていまし…

レーニンの後継者争いから、第2次世界大戦そして冷戦の始まりへ

※アメリカ、イギリス、ソ連の首脳が一堂に会した初めての会談になったテヘラン会談の記念撮影、左からスターリン、ルーズベルト、チャーチルが並んでいる。 レーニンの後継者はトロッキーかそれともスターリンか 社会主義革命を成功させ、ソヴィエト連邦の樹…

ソ連の下で苦汁をなめ続けたウクライナ

急激な改革を進めるツァーリズムに対して労働者の不満が爆発する アレクサンドル2世の大改革に続いて、19世紀末から蔵相ヴィッテによる経済的・産業的な側面にも改革が強引に推進されます。ヴィッテによる改革は重工業を中心とした工業化を推進させる改革で…

不凍港を目指して領土拡大を目指すロシアの歴史

ロシア念願の土地、クリミア半島を奪取 ロシアもオランダ・イギリスを理想のモデルとして様々な改革を行って、押しも押されもしない強国につくりかえる、こうした理念に基づき、時のロシア皇帝ピョートル1世はロシアの西洋化を目指します。ピョートル1世の…

辺境の地から第3のローマを目指すロシアの起源

※モンゴル帝国あら臣従要求の手紙を破り捨てるイヴァン3世(引用元:Wikipedia) ロシアの始まりはモンゴル人に支配される日々からの脱却 現在のロシアは、世界最大の国土を持つ国家ですが、ロシア建国当初の領域はウラル山脈から西のヴォルガ川、ドン川、ド…

レーニンと社会主義国家・ソヴィエト社会主義共和国連邦の設立

※赤の広場を行進するボリシェヴィキ 貧困層の救済、労働者の理想国家を目指す社会主義 産業革命は火の使用や文字の発明に匹敵するくらい大きな人類史上の転機となりましたが、全ての人間に幸福を約束するものではありませんでした。 農業中心の時代よりも貧…

文による支配を目指した宋と、武力により世界をつないだモンゴル帝国

文による支配を目指した宋の苦悩 漢民族と北方民族の混成国家として繁栄を築いた唐は、黄巣の乱という塩の密売人による反乱がきっかけで崩壊し、五代十国と呼ばれる分裂期に入ります。それを統一したのが宋です。宋は文治主義という、武力ではなく、文(学問)…

ビスマルクによるドイツ建国とバルカン半島の独立戦争、このとき第一次世界大戦の火種が既にくすぶっていた

※ヴィルヘルム一世の戴冠式の様子(引用元:wikipedia) 「鉄」と「血」でドイツ統一へと突き進む 今日のテーマは『ドイツの近代化』です。中世のドイツは、はっきり言ってその当時の時代遅れの国でヨーロッパにおける存在感はさほど高くはありませんでした。と…

分散されていた権力を再び中央に戻した豊臣秀吉の政治・経営的手腕

日本の近世=自力解決が否定される時代へ 応仁の乱から続いた戦国の世は、16世紀半ばのヨーロッパ来航が一つの引き金となって、織田信長・豊臣秀吉による天下統一へ進みます。 日本史の時代区分では、これ以降を近世としていますが、そこには、中世における…

イスラエルとパレスチナ、過去に先送りにされた問題が噴出した抗争

パレスチナの民間人が自らの力で抵抗する 第4次中東戦争でエジプトが離脱したことで、アラブ民族によるパレスチナ解放闘争の主役はパレスチナ解放機構(PLO)に移行することになりました。1974年にアラブ連盟から「唯一の合法的なパレスチナ代表」としてPLOが…

先進国に翻弄されるユダヤ民族とアラブ民族の度重なる中東戦争

※エルサレム宮殿 ユダヤ人にとって待望のユダヤ民族による国家が誕生したが・・・ ヨーロッパ諸国では、国民からユダヤ人が迫害・差別の対象だったとしても、国にとっては人口も多く、さらに金融業等で成功し裕福な人も多く、立派な税金の財源でした。そのた…

劣等種族とみなされ迫害、ユダヤ人がヨーロッパに対する武力抗争を行うきっかけに

出展:Wikipediaより 果たしてユダヤ人は「○○国民」になれたのか? 18世紀末に起きたフランス革命やナポレオン戦争はユダヤ人にとっても1つの大きな転機になりました。フランス革命によって、封建制度による身分社会が崩れていき、新しい「国民」という概念…

強い中国を取り戻すために、戦後の中国復興のダイジェスト

強い中国を取り戻すために・・・毛沢東と蒋介石二人のリーダー 日本が英米に宣戦布告したことから、蒋介石の率いる中国は連合国の一員として第二次世界大戦を戦うことになりました。そして、大戦が終結すると、中国は勝利した連合国の主要国という立場から、…

紀元前から始まるユダヤ人の離散と迫害の歴史の始まり

紀元前から始まるユダヤ民族の離散と迫害の歴史が始まる 2017年現在、ユダヤ人がまとまって居住する地域があるのはイスラエルとアメリカで、この2カ国だけでユダヤ人総人口の9割を占めると言われています。「離散の民」あるいは「流亡の民」とも呼ばれるユ…

中国の歴史は漢民族と異民族の抗争の歴史

初めて中国を統一した始皇帝 中国は早くから文明が発達した地域の1つで、皆さんもご存知の通り、中国文明は世界4大文明の1つに数えられています。中国大陸を流れる2つの大河である黄河と長江の流域で稲作が前6000年ごろから発達しました。 土地柄と気候…

第2次世界大戦後のアメリカとソ連の代理戦争が世界各地で勃発する。

※朝鮮戦争初期、北朝鮮の侵攻を食い止めるために韓国軍が首都ソウルの漢江(ハンガン)に架かる橋を爆破作戦を実行した。 社会主義国家と資本主義国に二分化されていく 国際連盟は世界大戦を再発を防ぐために作られた組織でしたが、第2次世界大戦を未然に防…

第1次世界大戦後、窮地に落されたドイツ・日本の反抗から起きた第2次世界大戦

※アメリカが参戦するきっかけになったパールハーバーの舞台 世界的格差の広がり、「持たざる国」が窮地に立たされる 第1次世界大戦の戦後処理について話し合うパリ講和会議において、ドイツに「拒否」という選択肢はありませんでした。1919年に決定されたヴ…

植民地の奪い合いにドイツが参加したことで加速した第一次世界対戦

※最も激しく長引いた大戦跡地のヴェルダン、ヴィルヘルム皇太子はヴェルダン攻略に固執したことがドイツの敗戦の原因となる イギリス、生き残りを賭けて「栄光のある孤立」を捨てる 19世紀、中世から近代になり、エネルギー資源の主役が石炭から石油や電気に…

フランス革命、国民を団結させた皇帝ナポレオンの活躍

※ノートルダム大聖堂、ナポレオンが皇帝に戴冠を受けた場所 身分社会の中で民衆たちが立ち上がる 18世紀末に起きたフランス革命と、19世紀初頭に行われたナポレオン戦争と呼ばれる一2回は、現在につながる「国民」と「国民国家」という概念を生み出し、広め…

西欧諸国に後れをとった中世ロシアとドイツの猛追

モスクワ大国国がモンゴル人国家からの独立! ※赤の広場、モスクワ大公国の国民行事が行われていたこれまで西洋史、特に中世のヨーロッパについて書いてきていました。中世ヨーロッパでは、大西洋側の西ヨーロッパ中心に展開していきます。 中世では、ロシア…

自由と平等を求めたアメリカ独立戦争とモンロー宣言

※アメリカ独立記念館@フィラデルフィア 「有効なる怠慢」で自治力を高めたイギリスの北米植民地 北アメリカ大陸への植民活動で先陣を切ったのは大航海時代栄華を極めていたスペインでした。スペインはインカ帝国を滅ぼすなどペルー・メキシコなど中南米から…

大航海時代に出遅れたイギリスがオランダから覇権を奪う大躍進

※ハットウィールド・ハウス、エリザベス1世が女王に即した城 イギリスを発展させるため生涯独身、「自国との結婚」を選んだ女王 大航海時代から始まった西ヨーロッパの覇権争いに対し、スペイン・オランダといった国々対してイギリスはかなり遅れを取ってし…

第2次百年戦争、世界各地でイギリスとフランスが火花を散らす

※産業革命のイメージ 世界各地で英仏の覇権争いかま火花を散らす 夫婦で国王になったウィリアム3世とメアリ2世でしたが、2人の間には跡継ぎができませんでした。 そのため、メアリ2世の妹アンがイギリス王位を継ぎます。しかし、アンもまた跡継ぎを残さなか…

太陽が沈まない国スペインに対抗したオランダ・ネーデルラントの商売根性

※オランダの繁栄の中心地となったアムステルダム 国際商業都市となるネーデルランド 世界に股をかける大帝国に成長したスペインですが、同時に他国から借りた莫大な借金も同時に背負っていました。スペイン王カルロス1世が、フランスやオスマン帝国との戦争…

ポルトガルとスペインが世界を二分割した大航海時代

※コロンブスが大西洋横断のため出発したとされる港 パロスデラフロンテーラ 香辛料を求めまだ見たことがない土地へ 僕が西洋史の中で一番ロマンを感じる時代が“大航海”時代です。大航海時代は、まだ誰も見たことのない土地へ、自分の富と名誉のために冒険を…